Story
関東のとある街にある清駿高校。
そこに、風紀の悪い“不良くん”と、品行方正に過ごす“優等生ちゃん”がいました。
二人は2年生。同じクラスになったことはなく、今まで一度も言葉すら交わしたことはありません。
それでも優等生ちゃんは、不良くんのことを知っていました。
校内で何かと良からぬ噂が多い人物だからです。
ある日、優等生ちゃんがピンチに見舞われます。
そこへ助けに入ったのは不良くん。
思いがけず不良くんの優しさや勇敢さに触れて、優等生ちゃんは勝手に抱いていたイメージを改めました。
そして交換した連絡先にお礼のメッセージを送ることに。
それを切欠に、まるで違っていたはずの二人の世界が交わっていきます。
少しずつ心を通わせ、少しずつ時間を共有し、お互いの知らなかった顔が見えてくる。
住む世界が違うなんてただの幻想で、もっと多くの時間と未来を期待して良いのかもしれない。
そう思えた矢先に。現実に引き戻される場面を目撃して―――…
互いにはじめから好意的である必要はありませんが、好意を抱いていくことを前提としたイベント運びを予定しております。
その上で、関係がどこまで深まるのか、どんな雰囲気となるか、どんな結末を迎えるかは各ペアにお任せいたします。前向きな姿勢で展開をお楽しみください。
なお、途中に通常のロールプレイではなく「SNSでメッセージをやり取りしている」との設定で交流していただくイベントと、俗に言う“当て馬”となるNPC(各自で設定)が登場するイベントがございます。苦手な方はくれぐれもご注意ください。
Setting
私立清駿高等学校
関東某県に位置する「私立清駿(せいしゅん)高校」は、全日制・共学の普通科高校です。
2年次から難関大学進学を目指す特進クラスを構え、地域では進学校として知られています。
他方、寛容で個性を重視する校風から、様々な内申・経歴の生徒を受け入れていることでも有名です。学業に打ち込む生徒以外に、課外活動でプロを目指すような才能ある生徒、そして内申が悪く他に行き先のない生徒を受け入れ見守っています。
個性の入り交じる環境の中で、生徒たちはトラブルを避けるように暗黙的に住み分けているようです。
最寄り駅までは歩いて10分程度。電車・バスを利用する生徒の多くが同じルートを通って登下校します。
近隣から自転車や徒歩で通う生徒も多くいます。
校門を潜ると正面に本館校舎があり、校舎までの道は途中で駐輪場やグラウンド、体育館に向かって分岐します。
本館から普通教室棟・特別教室棟の2つの棟がコの字型に配置され、渡り廊下で繋がっています。
普通教室棟と特別教室棟が向き合う形で位置しており、コの字の中心は中庭です。
普通教室棟側に沿って広がるグラウンドは、各教室から望むことができます。また、生徒が自由に利用できる屋上があり、高いフェンスやベンチなどが設置されています。
グラウンド脇に運動部の部室棟があり、文化部の部室は校舎内に点在しています。
●本館:昇降口・食堂・職員室・図書室・保健室など
●普通教室棟:各クラスの教室・屋上など
●特別教室棟:音楽室・美術室・実験室・被服室・各準備室など
●その他:体育館・グラウンド・部室棟・中庭・駐輪場など
ありそうな施設・設備は自由に設定していただいて構いません。また、各施設の細かい仕様も自由です。
夏服は白い半袖シャツ、ボルドーのネクタイ・リボン(■#6c272d)、ブラウンのチェック柄スラックス・プリーツスカート(■#8f6552)。合服として希望者のみ購入のオフホワイトのサマーニットベスト(■#fff9ee)があります。
冬服はベージュのブレザー(■#eedcb3)、希望者のみ購入のオフホワイトのカーディガン(■#fff9ee)です。
一般的な範囲の校則による服装規定がありますが、一部私服を織り交ぜたり、指定外のカーディガンを着るなど、着崩している生徒は多いようです。
指定の運動着は黒いジャージ(下は長ズボンとハーフパンツ有り)と白いTシャツ。背中に白文字で学校名がプリントされており、腕・足のサイドに白いラインが入っています。
また、左胸などに学年色で名字が刺繍されています。
学年色は持ち上がりで、現在は1年=黄、2年=青、3年=赤です。
学校屋内では、学年色の入ったスリッパ型の上履きを着用します。